癒やしの紅葉
毎年十一月の初旬になると勝尾寺や周辺の山々に紅葉シーズンが訪れます。山門をくぐり眼前に広がる八万坪の境内は赤や緑や黄色に彩られ、さながら一幅の絵画の様です。
モミジの赤は屛風のような深い山の緑を後ろに配するからこそ美しくひき立たされるのです。広大な境内にい織り成す自然の美しさには、 ただただ息を呑むばかりで、このてらいの無い大自然に自分自身が包み込まれている事を体感できるのではないでしょうか。
勝尾寺ならではの荘厳な静けさに紅葉の絶景が解け合う様は、まさに深い癒しの空間。喧噪とは無縁のこの空間は心の泡立ちを消し、
深々と吸込んだ空気が心の芯まで清浄にする事でしょう。
勝尾寺の紅葉は美しいだけではありません。癒しのない悶々とした都会の中でつい留め込んでしまった疲れに安らぎを与え、焦りには時を与え、迷いには応えを与える事でしょう。