勝尾寺は、1,300年もの歴史を有する「人生のあらゆる場面で勝つ寺」として、大阪関西のみならず、日本全国、近年では世界各国から数多くの方々が参拝に訪れます。勝尾寺が伝える「勝つ」とは、他人、他者を打ち負かすことで得る表層的な「勝利」ではなく、あらゆる個人にとって、最も手強く、最大の敵である「己の弱きココロ」に打ち勝つことです。
勝尾寺の『六十四卦ダルマみくじ』 は、古代から国の政策や重要事項を決定する場面などで用いられてきた「易」を基盤としており、陰と陽の相反する二つの要素で成り立つ、この大自然の営みを言語化した特殊な占いとなり、通常のみくじで用いられる大吉や小吉、凶などと云った表記は一切使用いたしません。一切使用しない替わりに、通常のみくじの種類の約10倍にも及ぶ六十四通りもの「易経」を基とした占いの言葉を綴っております。
「易」は、下図のごとく、陰と陽の組み合わせにより計8パターンの「八卦」が形成され、そのカタチは符合三本で表現されます。さらに、もう一つの「八卦」を上下に組み合わせることにより、合計6本の符合(八卦×八卦)の六十四種類の「卦」が出来上がります。
占いたい内容の数だけみくじを引いても構いませんが、一つの内容につき易占は一回しか行ってはならず、あなた自身が引いた「卦」の中にあなたへの大切な「戒めとお導きのコトバ」が綴られています。