ダルマ(自分)と向き合い、成長を誓う

勝ちダルマ

勝運信仰の歴史は平安時代にまで遡る。

六代座主、行巡が清和天皇の病を祈祷で治し、その功を示したことにより「ここはまさに王に勝った寺、勝王寺である。」と帝より命名される。しかし、寺側はあまりに畏れ多いと「王」を「尾」に控え「勝尾寺」と称する様になった。以来、当山は「勝運の寺」として広く信仰され、古くは源氏、足利氏ら歴代の将軍や武将達が勝運を祈り、 参拝を重ねてきた歴史がある。

現代では受験、厄除け、病気、スポーツ、商売、選挙、芸事など「人生のあらゆる場面で勝つ寺」として信仰され、その歴史は1300年連綿と受け継がれてきた。

勝尾寺が古くより伝えてきた「勝つ」とは他者を負かすことではない。

転んでも起き、転んでも起き、己に打ち勝つ
「七転び八起きの精神」

その精神と、勝運信仰の歴史が一体となり形を成したもの。
それを「勝ちダルマ」と呼ぶ。

勝ちダルマの
目入れ作法

ダルマ(自分)と向き合い、
成長を誓う

勝ちダルマは、ただあなたの願いを叶えてくれるものではありません。「人生の目的、そして一年間の目標を果たすため、努力を惜しまない」その決心を誓い、自身と向き合うために存在するものなのです。

授かった勝ちダルマにはあなたの魂が宿り、あなたそのものになります。また、目標に向かって歩んでいく姿を、言わず語らず静かに見守っているでしょう。

  1. 1勝ちダルマを選ぶ

    勝ちダルマを選ぶ
    自分が「ご縁」と感じたダルマを求めます。
  2. 2目標の明確化

    目標の明確化
    (目標)この一年間で達成したい願いをダルマの背中に書きます。(目的)その目標の先にある、人生の目的をダルマの底面に書きます。
  3. 3感謝の時間

    感謝の時間
    線香数本に、今回の願いに関わるあらゆる人やモノに対する感謝のキモチを念じ込めます。
  4. 4薫香(くんこう)

    薫香(くんこう)
    煙にカタチを変えた「感謝のキモチ」をダルマ全体に染み込ませます。
  5. 5自分自身への誓い

    自分自身への誓い
    目標達成の為に一切妥協せず、あらゆる努力を惜しまない事を自分自身に誓い、ダルマの右目(向かって左側)に目を入れます。

勝ちダルマ奉納作法

願った日より一年を区切りとし、 勝尾寺の諸天諸仏へご報告することが 礼儀となります。
まず最初に荒神堂に、続いて本堂にて「ご自身のご先祖様」並びに「ありとあらゆる目に見える・目に見えない」存在に手を合わせ感謝の気持ちを伝えます。
そしてこの奉納棚に納めて下さい。 「人事を尽くして天命を待つ」 「礼に始まり礼に終わる」 この区切り無くして、
新たな願いは為し得ないのです。

  1. 1成就(目標達成)

    成就(目標達成)
    願いが叶ったら目標達成の証として、ダルマの左目(向かって右側)に目を入れます。
  2. 2ご報告

    ご報告
    本堂にて結果のご報告、感謝の気持ちを伝えます。
  3. 3奉納

    奉納
    ダルマ棚にて感謝の気持ちとともに勝ちダルマを奉納しましょう。

勝尾寺の
ダルマみくじ

境内のいたるところに並べられているダルマみくじ。おみくじを引いた後に思い思いの場所に奉納してお帰りになる方が多く、階段や灯籠、石垣などに敷き詰められた様子は勝尾寺ならではの光景です。
ダルマみくじはその年の運勢を示してくれる、いわば羅針盤のようなもの。おみくじに書かれている吉凶に一喜一憂するのではなく、自身がつかみ取った運気として理解し、毎日を大切に過ごすことが大事です。季節に春夏秋冬があるように、人生にも春夏秋冬のような流れがあります。その流れにのるためのアドバイスとして、おみくじの言葉を受け止めましょう。 おみくじを引いた後のダルマは、ご自宅に飾っていただく、もしくは境内に置いてお帰りいただくことも。境内にあるダルマは年末にすべてお焚き上げさせていただきます。

勝ちダルマ関連のお守り

  1. 勝ちダルマ

    勝ちダルマ

    ダルマの様に「起きては、転んで、また起きて」己に打ち勝ち、あらゆる困難を乗り越えられるようご祈願しております。

  2. ダルマのお守り

    勝運目出しダルマ守

    試験、スポーツ、芸事、商売など人生あらゆる場面で勝運の芽(目)が出るようにご祈願しております。

  3. ダルマ鈴

    ダルマ鈴

    鈴には、幸福を呼び込む力(招福)や厄除け及び魔除けの効果があると共にヒーリング効果もあります。

成就報告

勝ちダルマを授かり、
見事に願い叶えられた
皆さまの成就報告を、
ほんの一部だけ
ご紹介させて頂きます。

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