里の桜が散る頃に、山の桜は見ごろを迎えます。
3月には緋寒桜、4月ともなれば勝尾寺境内は優美な姿の枝垂れ桜の老桜をはじめ、八重桜、里桜、ヤマザクラなど幾種もの桜の花で埋め尽くされます。
黄色い桜など他ではなかなか目にすることの出来ない珍しい花びらを見つけるのも楽しみの一つでしょう。
大ぶりな花をつける勝尾寺のセイヨウシャクナゲや、屋久島シャクナゲ2500株弱が約8万坪の境内の至るところに植えられています。
セイヨウシャクナゲにもシンシア、バルカンなど種類があるのでいろんなシャクナゲをお楽しみいただけます。
山門から宝物館、多宝塔へと続く両側に、ピンクのセイヨウシャクナゲとシャクヤクに囲まれた華やかな撮影スポットがあります。
桜が終わり、勝尾寺を含む国定公園内に位置する山々が一斉に緑を深める頃、約八万坪の境内に存在する無数のもみじをはじめ様々な草花にも新しい若葉が芽吹きます。
春から初夏にかけては生命力あふれる青もみじが生きる活力を与えてくれることでしょう。